細菌で健康になる。
人間をこれまで最も殺してきたのは細菌だ。
中世ヨーロッパではペスト、江戸時代ではコロリ、スペイン風邪、SARSなど様々な菌やウイルス依頼の病気で命が奪われてきた。
そのため、人間の心理には細菌が危険だと本能的に感じて、殺菌は大切だとか、抗菌処理をした商品が人気になったりする。
細菌は人間の敵なのでしょうか?
答えはNO
ちょっとの有害な細菌は体に有用な可能性がある。
例えば全く無菌の環境で育てたマウスは精神病になりやすかったり、皮膚の病気になりやすかったりと無菌状態には問題が多い。人間のアレルギーも菌を排除しすぎたことが問題かもしれないという調査結果もある。
そして一部の細菌は明らかに有効だ、一部の乳酸菌などはアレルギーにも効果能ある可能性がある。腸内細菌の違いにより全身の免疫的な疾患に罹患する確率が違ったりする。
口の中には万を超える細菌がいる。キスで唾液を交換すると細菌を交換することになる。その結果、相手の細菌に自分の免疫が反応し活性化しその結果病気が軽くなったとの報告もある。
無菌や抗菌することにより人間本来が持つ体の力を失っているのかもしれない。
ポイント:菌を排除しすぎるのは危険