人生ハック

京大卒の外資系製薬会社に勤める薬剤師が人生をハックします

予防すればあなたの手間が減り、時間が増え、健康になる。

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人は仕事をしてしまう

医者の仕事は治療だから、医師は治療を辞められない。

 

病気になると患者の不利益になったとしても治療は行われる。治療しないと患者も納得しないしお金ももらえない。 

たまたまうまくいった治療をとりあげて名医が生まれる。

 

外科医は手術の結果、患者が治れば手術のおかげだというもしかすると手術をしなくても治ったのかもしれない。

 

こんな薬を使うと一部の患者に効果が出たと製薬会社が発表する。もしかするとその一部の患者は薬を使わなくても治ったのかもしれない。

 

手術をする、薬を投与すると投与しなかった未来は我々にはわからない。一つの未来しか確認はできない。

 

実際病気にならないようにアドバイスしていた医師、手術まで病状が悪化するのを防いでいた医師こそが名医である。

 

だがその名医は決してテレビに取り上げられることはない。そこに感動の物語は生まれないからだ。

 治療は評価され予防は評価されないそれは他の分野でも

事前に会社の業績が悪化することを防いだマネジメントより、悪化した業績を回復させたマネジメントがエースになる。

 

子供のころから真面目に生活し教師になった先生より、ヤンキーから教師になった先生が評価される。

 

予防は物語にならない。

 

だが真の賢者は予防する。

 

ポイント4:賢者は予防する。