考えないことの魔力
考えるならリラックスしよう
人間は考えていなくても脳は働いている。
むしろ考えていないときほど脳は働いている。
ある問題について一度集中して考えた後、リラックスしていた時にふと問題の解決策を思いついたことはないだろうか?
偉大な発明や発見も考え抜いた後リラックスした時にもたらされている。
エジソンの竹フィラメントの発見、ケクレの夢でのベンゼン環構造式の発見などだ。
ぼーとしている間にこそ脳は働いている
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という脳のアイドリング状態の時こそ脳は力を発揮するのである。DMNとは、内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部、そして下頭頂小葉などから成る脳回路であり、意識的な活動をしていないときに働く。
考えずにいることで逆によく考えれるという哲学的な矛盾があるのだ。
一度問題や課題についてフォーカスしたのちにDMNを働かせて無意識に問題や課題を解決してもらう。これこそが最も効率が良いといえるだろう。
朝一番に今日の一番大事な課題について考え夜に再度その課題に向かうとなぜか新しい考えが浮かんでいたりする。
朝一度課題に向き合った後昼の間DMNが働いて勝手に脳が解決策について思考を巡らせてくれていたのだ。
あえて考えないことにより思考が深めて問題を解決しよう。
ポイント:考えないことにより思考は深まる。